昨日は遠路はるばるお台場mediageで開催されている『Do VAIO World 2004』に行ってきました。約束していなかったのですが、予想通りBrown Sugarさんと来場直後に会ってしまい、いろいろと話を聞きました。(普通、スタッフに聞くよな)
今回の目玉は キーボードを持たないコンパクトなWindowsマシン typeU だと思うのですが、自分の方向性とちょっとずれているのであまり興味なし。でも、実際に触ってみると認識ががらっと変わりました。これはおもしろい。画面解像度SVGA(800x600)ってなにをいまさらなんて思っていましたが、これがtypeUならしっくりくる。また、オペレーションがPDAっぽいだけにWindowsが動いているだけでおもしろく見えるのかもしれません。ただ、TamaさんもVAIO日記なのかよ!(三村)で書いているとおり、価格がネックになるのかな? なんて思いました。
さて、自分の中でのメインストリームはというと 1スピンドルモバイルノート。ちょうどC1MRXのバッテリがお亡くなりになられたのでvaio新製品発表には期待していたのですが、このタイプのノートパソコンは結局発表されず。やはり、Let'sNoteR3に逝けということなのだろうか? 仕事でLet'sNoteW2を使っているので確かに性能も高くて技術力の高い製品だなと感じます。でも、個人的には今までずっとvaioできたのでこれからもvaioでしょ? なんて感じつつ。でも、その思いも今後の方向性を見たところ無理な気がします。
さて、イベントに行った本当の理由は実は typeV です。似たような製品のW501Bを持っていますが、購入時からわかっていたもののやはりキーボード一体型+変則なキー(deleteが丸ボタンなど)というのは非常に使いにくい。しかも、PC向け液晶ディスプレーではよくあることですが縦方向の視野角が狭く、ベッドに横になってW501Bでテレビを見ると画像が反転してしまってきちんと見えないといった弱点があります。なので、V11の17inchワイド高性能液晶モデルが発売されたら買い替えようと思っていたのでした。そこで登場したのが typeV というわけです。
液晶のサイズがVGC-V201(20inchワイド液晶)、VGC-V171(17inchワイド液晶)、VGC-V151(15inch液晶 : ワイドではない)の3種類あり、画面の大きさが違うだけでV201とV171はほぼ同じ仕様だと思っていました。 が、実物を見ると液晶がまるっきり違う。V171は従来のWシリーズと同じく縦方向の視野角が狭く、これでは問題外。V201はどの角度から見てもクリアな映像を見ることができ、まさしく液晶テレビのようです。迷うことなくV201でしょうといいたいところですが価格差約5万円はかなり大きい。自分にとって明らかに予算オーバーなので今回は見送りかな? と考えています。Priusが23inchワイドだったりするのでそれに劣っているかななんてのもあるし。
デザインも評判がいいようで(自分はあまり好きじゃない)、最大化表示時のテレビ画質も従来機と比較して大幅によくなっている。しかも、HDD/DVDレコーダの代わりにもなる。デスクトップパソコンでちょっとテレビ録画とか興味あるんだよねって人はとりあえずtypeVを買っておけば問題ないといえるレベルにまで来ていると思います。ただ、液晶テレビ+HDD/DVDレコーダ買うぐらいだったらこれ買ったほうがお得だよねという考え方はできません。なぜならテレビを見るのにわざわざPCを起動しなければならないからです。『クイックスタンバイ機能』ですぐ起動するとはいえ、実際にやってみると5秒で起動とはならず、やっぱりパソコンの限界は見えます。これはWindows上でソフトが動いている限り逃れられないことだと感じました。Prius Deck J Series(Woooコラボモデル)のように液晶テレビ(Wooo)+パソコン本体といった考え方だったらまったく問題ないのだけれど、こちらはお値段が。。。
なんだか否定的な意見ばかりですが、なんだかんだ言ってV201は非常によくできたマシンだと思います。20万円オーバーのミドルレンジ向け価格設定なので大人気商品となるかはわかりませんが、V171を購入するぐらいだったら奮発してV201を購入したいと思わせる何かがある。そんな印象を受けました。ひさびさの長文失礼いたしました。
関連サイト
・vaio公式サイト
・VAIOethics
・CYBALION
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