以前、USBオーディオプロセッサー SE-U55SXのレビューをしてからというもの、今まで全く意識していなかったパソコン用サウンドデバイスが気になって仕方ない感じに。自分の使い方を考えた結果、SE-200PCI
を買おうと決心したところで、記念モデルの SE-200PCI LTD 発表。
初代オーディオボード(SE-50/70)発売から10年目の佳節にあたる本年、ベストセラーモデル「SE-200PCI」をベースに新たに開発した専用のスペシャルパーツを投入し、音楽再生品質をさらに極めたリミテッドエディション「SE-200PCI LTD」を発売いたします。
リミテッドエディションとかいう言葉に弱いので素直に SE-200PCI LTD を購入しましたw
注意 : 音楽を聴くのは好きなんですが聴きわけられる耳は持ってないので完全な素人レビューで申し訳ございません。と、はじめにあやまっておきます。いや、聴きわけるなんてホント無理。その割に文章が長くなってわかりにくいです。
SE-200PCI LTD
とにかくこだわり抜いた部品が使われている PCIデジタル出力対応オーディオボード 本体。コンデンサとかこだわってるらしい。部品が浮かせた状態で実装されているのもこだわりなのか、オーディオ製品では常識なのか?
同梱品
シンプル。AVケーブルは長さが短いので取付場所によっては別途ケーブルを購入する必要があります。
USB接続のSE-U55SXと違って、PCI接続のSE-200PCI LTD。パソコンのふたを開けて内部に取り付けなくてはいけません。自作機を組み立てた当初は拡張することなんて考えてなかったのでMicroATXの小さなマザーであいているPCIスロットは1つだけ。ここに追加するしかない。。。
パソコンのふたを開けたところ
ケースはAntec(TUKUMO)のNSK2450。MTV2000などの長いカードもなんとか入ります。あいてるスロットはPCI1本だけ。
SE-200PCI LTDをさしてみた
部品の高さが高く、カード裏面も部品の足が飛び出しているため隣のカードと接触しそうになるほどぎりぎりです。なんとかぶつかっていないことを確認。
斜めから
ノイズをがんがん受けそうなこの配置ですが、あいてるスロットがここだけなのでどうすることもできず。ATXなど大きいマザーボードを使う場合は間隔をあけるなど配置に余裕ができるんですけどね。
さて、設置が終了したところで音を鳴らしてみましょう。パソコンの電源を入れると「新しいハードウェアを発見しました」というメッセージが出るので説明書にしたがって進め、ドライバインストール完了。早速聞いてみましょう!
。。。
。。。
。。。音が出ないorz
えーっと、トラブル発生です。説明書を読みながらひとつひとつ確認していきますがANALOG OUT(ステレオRCA)から音が出ません。7.1ch ANALOG OUT(Front L/R)で聞いてみると音は出ていますが歪んでいてとても聞ける音じゃない。初期不良の4文字が頭をよぎります。。。
(閑話休題)
なんか最近当たりが悪いので初期不良とか故障とか立て続けに。年末年始に買ったものの不良は以前エントリしましたが、そのほかにもHDDレコーダ、洗濯機、テレビをこの3ヶ月ぐらいで修理してます。5年保障に入っててよかったよ(涙
(閑話休題終わり)
気を取り直して、こういうときはとにかく最小構成で再トライしてみるのがいいです。が、面倒なので使っていないTVキャプチャボードMTV2000をはずして試してみたところ音が出た!
パソコンを自作するときの初歩的な問題が原因だった気もしますが、とにかく動いてよかった。
(考えられる原因)
- カードの挿しかたが悪かった
MTV2000はずすときにいったんSE-200PCI LTDもはずしているのでさしなおしています - 電源容量が足りていない
自作マシンで動作不安定になる原因のひとつが電源容量不足。ケース付属の430W電源を使っていますがホントはもうちょっと大きいほうがいいかも?
さぁ、聞きますよ! 前のエントリでも聞いていた東京事変の閃光少女。USBオーディオプロセッサー SE-U55SXで聞いたときみたいにいい音です。いい表現が見つかりませんが、音の厚みが増したというかぜんぜん違います。オンボードサウンドで暮らしていたいままではなんだったんだというぐらい違いますw
音の専門家でもないし、詳しく伝えられないのが残念ですが、いつもながら藤本健さんの記事を挙げてみます。
非常に高音質であり、PCが出す音とは思えないほどの、ピュアオーディオ機器といったニュアンスのサウンドであった。いわゆるレコーディング機器のオーディオインターフェイスとはちょっと異なる音でもある。
この記事では SE-200PCI を取りあげていますが、SE-200PCI LTD は基本構成は同じながらさらにこだわって部品を使っているので結果も少し違ってくるかもしれません。
今回はトラブル発生で導入の敷居が高いなんて感じられた方もいらっしゃるかもしれません。実際にはカードを挿してドライバーを導入するだけなのでそれほど難しくないのですが、気になる方はUSB接続の SE-U55SX であればもっと簡単に導入できます。
パソコンに録音した音楽を聴く人も増えてきています。パソコンでもいい音が聞きたいという人はこの機会に検討してみてはいかがでしょうか?
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